- 健康経営
- 2022.08.09
資格取得でスキルアップ!あなたも目指せる健康経営アドバイザーの内容と難易度
- 目次
健康経営アドバイザーとは
健康経営アドバイザーには2種類ある
健康経営アドバイザー制度は、健康経営の推進や人材の育成、活用、普及を促進するために国の成長戦略の一環として誕生しました。
そのカリキュラム内容としては、健康経営優良法人の認定要件を中心とした内容の研修プログラムで、
- 基本概念
- 社会的背景
- 取得の効果
- 取り組み方法や事例
- 健康経営優良法人の認定要件の理解
また健康経営アドバイザー制度は健康経営アドバイザーと健康経営エキスパートアドバイザーの二種類が存在します。
健康経営アドバイザーとは
健康経営アドバイザーの主な役割は、健康経営の普及と啓発です。
- 健康経営に関する担当者が、社内で健康経営を進める際に必要な知識の習得
- 健康保険組合の担当者が、加入事業所に説明する際や何らかの取引先もしくは外部の企業に対し、健康経営の概要などを効果的に伝えるスキルの向上
上記のような場面を想定した内容・カリキュラムとなっています。
健康経営を進める・学ぶための第一歩として活用できる内容のため、健康経営の担当者などが受講するのに適した資格だと言えます。
健康経営エキスパートアドバイザーとは
健康経営エキスパートアドバイザーとは、東京商工会議所ホームページではこのように位置づけられています。
健康経営に取り組む中小企業に対して、課題抽出・改善提案・計画策定とはの実践支援を担う専門人材健康経営エキスパートアドバイザーは、知識面にプラスして実際に経営課題の改善にも具体的に取り組める人材だと言えます。
引用:東京商工会議所HP
資格の取得に関しても、後述しますが特定の専門資格を保有しておく必要や健康経営に関する実務経験が必要とされています。
そのため、先に健康経営アドバイザーの資格を取り、実務経験を積んでおくことで、専門資格保有者でなくても健康経営エキスパートアドバイザーの受験資格が得られる可能性があります。
そういった意味でも、健康経営アドバイザーや健康経営エキスパートアドバイザーの資格取得やその過程での学びは必ず生かされると思います。
健康経営アドバイザーになるには資格が必要?
健康経営アドバイザーになるには資格はいらない
健康経営アドバイザーの資格取得には、特に要件はありません。
これから健康経営に携わる方の向けの資格であるため、様々な業種・年代の方が目指せる資格だと言えます。
エキスパートアドバイザーになるためには、資格要件がある
健康経営エキスパートアドバイザーになるためには、産業保健に関する資格や労務管理など関わる資格を持っていることが必要です。
<医療保険に関する資格>
- 医師
- 看護師・保健師
- 労働安全コンサルタント
- 管理栄養士
- 健康運動指導士
<経営・労務に関する資格>
- 中小企業診断士
- 社会保険労務士
また、上記の資格がなくとも、所定の実務経験者であれば受講が可能となっています。 要件として
「健康」「医療」「保健」に関する実務
医療保険者・医療機関・健診機関等での勤務経験など
「経営」に関する実務
経営者本人または、経営企画など企業経営に従事していた経験など
「人事労務」に関する実務
人事担当者、労務管理担当者として従事していた経験など
「健康経営」に関する実務
健康経営の普及や支援に携わっていた、企業などで実践に関わっていたなど
これらの実務経験を概ね1年以上関わっていれば、申告フォームで申告し受講の可否が決定します。
資格や実務経験をお持ちの方は、是非エキスパートアドバイザーを目指してみてはいかがでしょうか。
健康経営アドバイザーの認定プロセスと難易度
健康経営アドバイザーは Web での動画視聴と確認テストで資格取得
健康経営アドバイザーのカリキュラムはオンラインで完結するものとなっています。
受講の流れとしては
- 個人情報の登録(ID・パスワードの発行)
- 申し込み・支払い(受講料・テキスト料・確認テスト料として8,800円)
- 動画の視聴・学習(eラーニング)
- 効果判定試験(eラーニング全ての動画を見終わった後に試験(オンライン・選択式)を受験)
動画もテキストに沿ったしょうごとに小分けにされていて、隙間時間や日時を区切っての勉強などもしやすい形になっています。
eラーニングをすべて受講した後に確認テストを受講して合格すると資格が発行されます。
試験内容としては、健康経営に関連する問題が10問出題されます。回答を4択で選び、10問中7問以上の正解で合格となります。
また万が一不合格になっても、期間内であれば合格するまで何度でもテストを受けることが可能です。
そのため、eラーニングでの学習と併せて、試験で間違っていた点を復習し再受験することで必ず資格取得が可能です。
注意点としては受験期間を過ぎてしまうと申し込みからやり直しとなるため、その点だけは注意してください。
健康経営エキスパートアドバイザーは 知識確認テスト受講後にワークショップあり
健康経営エキスパートアドバイザーはオンラインでの知識確認テストと会場開催のワークショップへの参加と効果判定が必要です。受講の流れを確認していきましょう。
- 知識確認テスト申し込み:東京商工会議所HPより申し込み
- 研修教材・知識確認テストの案内 送付
- 知識確認テスト受講(試験会場での受講):
受験会場を選択し、現地でのテスト受講となります。 - ワークショップ申し込み
知識確認テスト合格者にメールにて案内されます。
知識確認テスト免除の方もこのステップより開始となります。 - ワークショップ参加・効果判定・認定
企業支援の実務についてワークショップに参加
効果判定として「健康経営診断報告書」を提出し、合格された方を「健康経営エキスパートアドバイザー」と認定
参考:東京商工会議所HP
各試験の難易度として、知識確認テストは50問を選択式で行い、正答率概ね8割以上とされています。
なお知識確認テスト予想問題集も送付されるので、テキストと合わせて学習していきましょう。
ワークショップは2022年度はZoomでの開催が予定されています。 ワークショップ後に効果判定として「健康経営診断書」を作成・提出し、おおむね8割以上の正答が求められます。
なお健康経営アドバイザー・エキスパートアドバイザー共に認定年月日より2年間が認定期間となります。
更新や再受講を行い、2年ごとに知識のアップデートを行っていきましょう。
健康経営アドバイザー資格取得で自分の知識を磨き、 健康経営を推進していきましょう
この記事では健康経営アドバイザーエキスパートアドバイザーの資格について説明しました
これから健康経営を始める、または社員に健康経営の啓発や教育を行いたいという場合には健康経営アドバイザーの資格取得を行う中で、知識を深めて健康経営に関する全体感を掴んでもらうことから始めましょう。
資格の取得が、モチベーション向上にも繋がることが考えられます。
実際に健康経営に関する取り組みを行われていて、健康経営優良法人の取得を目指している・他社の健康経営啓発の活動を行う方はエキスパートアドバイザーでワークショップ等を受けて、現場に活かせる技術や導入方法などを学ぶ方が良いかもしれません
資格取得時の学びを生かして、健康経営の推進に努めていきましょう。
参考サイト:https://www.tokyo-cci.or.jp/kenkokeiei-club/03/(東京商工会議所HP)
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