新卒紹介とは？活用するメリットやサービスを利用する際の注意点

新卒紹介サービスは、新卒採用において最も新しい手法の1つ。 採用工数を減らしたり、内定辞退の枠を補いたいといった、採用課題を抱える採用担当者におすすめのサービスです。今回はその内容やメリットを理解して、自社で活用する際のヒントをお伝えしていきます。

新卒紹介とは、新卒の求職者たち個人が採用企業に直接アプローチするのではなく、人材紹介サービスを利用して求職活動を行うことを指します。
サービス利用中は就職エージェントがトレーニングやヒアリングを行いながら求人情報を提供し、面接などの採用プロセスをスムーズに進めることができます。

新卒紹介は、履歴書や面接などの手続きを経て行われ、選考が通れば、新卒者は企業に入社することになります。

新卒採用を活用するメリット

1. 採用にかかる工数の削減：新卒者を採用するためには、合同就職説明会への参加や学校への訪問、その際の説明資料の作成や見学対応など様々な工程が発生します。
   新卒紹介のサービスを利用することでこうした面接や採用に至るまでの前工程を削減することが可能です。
   
2. 低コストで人材獲得：新卒者は給与などの福利厚生については未経験者であるため、経費が少なく済みます。
   また経験者を人材紹介サービスを活用して採用する場合と比較すると、利用するサービスによりますが若干価格が抑えられるようです。
   
3. 組織の成長に貢献する：新卒者は組織にとって新しい視点や業務改善のチャンスを生み出すことができ、組織の成長に貢献することができると考えられます。

新卒採用サービスを利用する際の注意点

新卒採用サービスの利用にあたっては上記のようなメリットがある一方、さまざまな注意点も存在します。メリットと注意点を把握したうえでサービス利用の検討を行いましょう。

1. 採用コストが割高となりやすい：一般的な新卒採用であれば合同就職説明会や就職サイトなどの料金がかかりますが、採用人数が多くなればその分一人当たりの採用費用は割安になります。
   また学校主催の説明会などであれば参加費用もかからないことがあります。
   それらと比較すると一人当たりの採用コストは割高と言えるでしょう。
2. 教育時間・コストがかかる：これは新卒採用全般に言えることですが、新卒者に対しては新人研修など時間とお金をかけて教育を行っていくことが必要です。
   採用時・入社後共にコストがかかるため、採用時にお金をかけて経験者を雇う一般的な人材紹介サービスとの比較・検討も必要です。
3. 新卒者との接触回数の減少：エージェントが間に入り、工数が削減できる分、新卒者と採用担当者が直接会う・話す機会が少なくなる可能性もあります。
   その際には、直接会うタイミングで、自社の組織文化に合う・合わない等の見極めが必要です。

新卒紹介サービスにはメリットや注意点があることを踏まえて、自社でどのように新卒採用を進めていくか、ポイントを押さえて考えていきましょう。

採用目的やニーズの明確化：

新卒採用を進めていくにあたって、採用目的やニーズを明確にすることが重要です。採用する職種や必要なスキル、数などは同然ですが、自社の価値観や社内風土、求める人物像についても明確にしておくことで、適切な候補者を見つけやすくなります。

これらを定めておくことで、採用サービスを利用する・しないに関わらず採用の方向性を定めておきましょう。
新卒採用サービスを利用する場合は、エージェントに対しても共有しておくことが大切です。

採用プロセスの見直し：

新卒紹介サービスを利用するためには、採用プロセスを見直すことが必要です。面接や選考方法を検討し、新卒紹介サービスの候補者に対して適切なプロセスを用意することが重要です。

また採用活動に関しても、同時並行的に他の採用方法も活用していくのか、新卒紹介サービスを主に動くのかという部分も検討していきましょう。
業界や地域にもよりますが、紹介が貰えない場合のリスクヘッジも重要です。

適切な紹介会社の選定：

新卒紹介サービスを利用するためには、適切な紹介会社を選定することが重要です。紹介会社との信頼関係を築くためには、紹介会社のリピーター率や候補者の評判などを参考に選定することが望ましいです。

企業が新卒採用を行うには、まずは採用目的やニーズを明確にし、それに合った採用戦略を立てることが重要です。その上で、適切な採用プロセスを用意し、優れた候補者を見つけるために必要なツールやサービスを活用することが大切です。

新卒採用には、新卒紹介サービスを利用することも有効な方法の1つ。適切な紹介会社を選定し、信頼関係を築くことで優れた候補者を獲得することが可能です。また、採用イベントやキャリアフェアなどを開催することで、直接候補者と交流することも有効です。新卒採用は、企業の未来を担う若手を獲得するために重要なことであり、適切な戦略や手法を用いることで効果的に行うことができるでしょう。