• 健康経営
  • 2022.08.15

モンスター社員のベストな対処法とは?社内にモンスター社員を作らない・入れないための方法をご紹介

あくびをするサラリーマン
目次

より良い環境で働くためには、社内の人間関係を円滑に保つことは非常に重要です。上司・部下・同僚共にお互いに思いやりを持つことで、一人ひとりのパフォーマンスも向上させられます。

しかし、社内の輪を乱す「モンスター社員」が1人でもいると雰囲気が悪くなったり、退職者が増えたりと企業へ打撃を与えるでしょう。今回はモンスター社員の対処法についてご紹介します。

モンスター社員とは

昼寝するサラリーマン

モンスター社員とは、協調性がなく社内の人間関係の輪を乱し、会社に不利益を与える行動をする社員を指します。ここではモンスター社員の特徴や、モンスター社員が生まれやすい職場環境について見ていきましょう。

モンスター社員の特徴

次のような特徴が当てはまれば、モンスター社員の可能性があります。身近な同僚や部下、上司の中にモンスター社員がいないかチェックしてみましょう。

  • 指示に従わない
  • ハラスメントなどで相手を攻撃する
  • 仕事をしない
  • ミスを改善せず繰り返す

上司の指示に従わず、個人プレーを繰り返す人はチームワークを乱すモンスター社員といえるでしょう。組織内で大切な報連相ができなかったり、上司や周りが気づかないところで大きなミスを犯したり、会社にも大打撃を与えるなど非常に厄介なタイプだと考えられます。

部下や同僚を攻撃する人は、相手を退職やうつ病などによる精神疾患に追い込む可能性があるモンスター社員です。パワハラやモラハラなど、立場を利用して高圧的な態度をとったり、同僚に対しても相手の気持ちを配慮せず、嫌味や失礼なことを言ったりするでしょう。

このような社員がいると社内の人間関係が悪くなり、退職者の増加が懸念されます。最近はテレワークが普及した影響で、実際に仕事をしている姿は見えず、成果のみで判断することが増えました。

そのため、余裕があっても仕事を減らしたり、仕事を押し付ける社員がいることにより、ほかの社員にしわ寄せがいきます。業務量が偏り、一部の社員が過重労働になる可能性があるため、注意が必要です。また、きちんと教育してるにもかかわらず、何度も同じミスを繰り返したり、遅刻や欠勤が多い場合もあります。

長い時間をかけても仕事を覚えられなければ、会社にも損害を与えかねないでしょう。

社員がモンスター化しやすい企業

入社前は普通の社員でも、会社の環境によりモンスター社員と化す場合もあります。以下の特徴に当てはまる職場は、モンスター社員を生み出しやすいため改善が必要です。

  • 攻撃的な言動が許される
  • 労働環境が悪い
  • 極端な個人プレーが許される

厳しい風土の会社だと、自分を守るために攻撃的になるケースがあるでしょう。普段から上司が怒鳴ったり攻撃的な言動をしている場合、誰も静止できないため上司の言動は野放しになります。

すると攻撃的な言動をしてもいいという認識になり、モンスター社員が生まれる原因になります。また、残業が多かったり休日・休暇が少ないなど労働環境の悪さもモンスター社員が生まれやすい職場の特徴です。仕事量が多すぎて満足に睡眠・休息が取れていない場合、心に余裕がなくなりストレス過多の状態になります。

ほかにも、正当な評価を受けられなかったり、給与が低すぎるなど会社に不満があるケースもストレスが溜まりやすいでしょう。その結果、ストレス発散のために他人に攻撃的になったり、仕事を押し付けるなどのモンスター社員になる可能性があります。また、最近は成果主義の会社が増えた影響で、自分さえ成果が出せればいいと、極端な個人プレーをするモンスター社員もいます。

個人の成果のみで評価している企業は、協調性や目標を達成するまでの過程なども評価するなど見直しが必要です。

モンスター社員の弱点

モンスター社員の大きな弱点は、承認欲求が強く精神的余裕がない点です。モンスター社員は自分に自信がないケースが多く、自分の能力に対して常にコンプレックスを抱いています。そのため、他人からの目を人一倍気にしており、自分を大きく見せたいがために問題行動をとるケースが多いようです。

承認欲求は強くなくても、仕事量が多すぎたり忙しすぎたりすると精神的余裕がなくなることがあります。この場合は会社側にも問題があるケースが多いため、忙しすぎてピリピリしている職場は業務量の見直しなどが必要でしょう。

モンスター社員への対処法

対策ノート

社内にモンスター社員が発生してしまった場合、人間関係を乱したり危害を加えたりしないように対処する必要があります。ここでは、モンスター社員に対する効果的な対処法について説明します。

根気強く注意・指導する

迷惑している言動について根気強く指導することが大切です。効果的なのは、モンスター社員と上司など1対1でコーチングを行うことです。1対1の方が信頼関係が生まれやすく、モンスター社員の問題点に向き合いやすくなるでしょう。

とくに何度も同じミスを繰り返したり、指示に従わないなどのモンスター社員は上司や先輩との信頼関係が生まれることで改善しようと心がけるケースが多くあります。問題行動を起こしたすぐ後に1対1で面談を行うとより効果的です。

また、口頭で指導しても改善の兆しがない場合は、書面やメールなどでも指導を行い、モンスター社員とのやり取りなどの証拠を残すことをおすすめします。仕事でのミスや他の社員に対しての態度などで訴える出来事が起こる可能性があるため、それまでの態度や指導内容などについて記録しておくといいでしょう。

配置転換する

モンスター社員が特定の社員に対して攻撃を繰り返す場合は、部署異動などの配置転換をするといいでしょう。 複数の店舗を運営しているなど、仕事内容・待遇・給与を変えずに異動できる場合は、モンスター社員本人を納得させた上で異動させます。

モンスター社員は異動先でも問題を起こす可能性があるため、部署内の上司がきちんと見張っている必要があります。異動先でもパワハラなど、他の社員に危害を加えたときの処分を事前に本人に伝えておくと、再発防止に繋がります。

また、何度もミスを繰り返すなど仕事内容が見合っていないときも効果的です。モンスター社員の適正を見極めて他部署に異動させましょう。また、異動によって給与や待遇が下がる場合は事前に納得いくまで説明することが大切です。

場合によっては懲戒処分・解雇も

上記の対策を行っても改善が見られない場合は、懲戒処分を行うことになるでしょう。懲戒処分には口頭や文書で注意する戒告などの軽い処分から、減給・出勤停止・懲戒解雇といった重い処分までさまざまな段階があります。 起こした問題の内容によって処分の重さを決めましょう。

また、懲戒理由があっても懲戒解雇を直ぐに実施することはできません。初めは戒告などを行い、それでも改善が見られなければ段階的に重い処分を下します。懲戒解雇は犯罪や経歴詐称、重大なハラスメントなど滅多な理由がなければ実施できないため、多くの場合一般解雇になるでしょう。

そのようなケースもこれまでの指導や懲戒処分を証拠として記録しておくことで、手続きがスムーズに進みます。

モンスター社員の採用を防ぐ方法

ストップをかけるサラリーマン

社内環境でモンスター社員と化す場合もありますが、入社前からモンスター社員の素質があるケースも多いです。ここでは、採用の時点で面接などによりモンスター社員を見抜き、採用を防ぐ方法についてご紹介します。

質問に対して曖昧な返答しかしない

面接の際に、はっきりとした返答がなく、曖昧にごまかすような受け答えの人は入社後モンスター社員に豹変する可能性があります。都合が悪い質問に明確に答えない場合、入社後もミスをした際は他人に責任を押し付けたり、交代で行う雑用などをやらなかったり、自分の都合の悪いことをごまかす可能性があります。

返答をはぐらかされたと感じたら、そのまま進まずに踏み込んで質問し直すなどすると、ごまかしが効かなくなり本心を話し始めるでしょう。

面接中に周囲との関わりがわかるエピソードがあるか

面接中に、個人のみのエピーソードばかりが出てくる場合も注意が必要です。例えば何かを成し遂げたエピソードの場合、周囲と協力して成し遂げたのであれば協調性がある人物であることがわかります。しかし、1人で成し遂げたことをアピールしてくる場合、チームワークを大切に仕事をしていないケースも多くあるでしょう。

入社後も社内のチームワークを乱し、行き過ぎた個人プレーで成果を出そうとする可能性があります。その場合は周囲とはどのように関わりながら達成したのか質問するといいでしょう。

連絡が遅い

入社前の面接の日程を決める段階にもかかわらず、連絡が遅い場合もモンスター社員候補として要注意です。入社したいと懇願する企業であれば、面接前の段階で印象を悪くしたくないと考えるのが普通です。

連絡を遅くすると面接の日程を決めるのに時間がかかり、企業に迷惑をかけてしまいます。他人に迷惑をかける行動であることが分かっていないケースもあり、入社後も仕事をやらなくなったり、大事な会議を失念したりなど取引先にも迷惑をかける可能性があるでしょう。

ただし、病気や怪我といったやむを得ない事情で連絡が遅れるケースもあります。その場合は遅れても後日謝罪の連絡があればモンスター社員である可能性は低いでしょう。やむを得ない事情であっても謝罪の連絡もないようであれば採用は控えるのがおすすめです。

円滑な人間関係で働くために

今回は社内の和を乱すモンスター社員の特徴や対処法についてご紹介しました。 社内でモンスター社員に当てはまる人がいる場合は、根気強く指導したり内容に応じた処分を下すなどして対処することが重要です。

モンスター社員を生み出しやすい環境ではないか、社内風土などを今一度確認しできる限り改善しましょう。 従業員の心身の健康を維持・増進できる環境を整えることで、人材の確保や従業員に長く働いてもらえる健康経営に取り組むことができます。

効率よく業務をこなすために採用を行ったにもかかわらず、モンスター社員が入社したことで社内の人間関係が乱れては本末転倒です。 モンスター社員の採用を防ぐため、面接の時点できちんと見極め社内の円滑な人間関係を守りましょう。

関連コラム

問い合わせ
各種取材やサービスに関することなど、
お気軽に問い合わせください。