- 採用活動
- 2022.12.05
企業と求職者のギャップを埋める!カジュアル面談のメリットと方法について解説
- 目次
採用のみを急いでも、入職後にギャップや思い違いが発生して早期に退職してしまったり、見学には人が来てもそこから面接・採用まで至らなかったりとさまざまな悩みが考えられます。
そうした採用の諸問題を解消するためにカジュアル面談の導入を検討してはいかがでしょうか。
本記事ではカジュアル面談のメリットや方法についてお伝えします。
カジュアル面談とはなにか
カジュアル面談とは求職側・企業側がお互いのことを知る機会
カジュアル面談では普段の採用の面談・面接と違い、企業側・面談者側双方の情報を交換することによって、お互いにとって win-winな採用となるかを検討していく場です。
普段の採用面接ではイニシアチブを採用する企業側が握っていることが多く、採用面接で行われる質問に対して本音では話しづらい部分などもあるかもしれません。
カジュアル面談ではそうしたパワーバランスをフラットなものとして、採用面接より一歩手前で、お互いのことを知る場として近年活用が進められ、定着している制度になります。
求人・採用サイトでもサイト内でカジュアル面談を設定できたり、カジュアル面談専用のウェブサービスも近年登場してきています。
参考サイト:カジュアル面談プラットフォームMeety HP
リファラル採用時の入口としてのカジュアル面談
カジュアル面談が活用されているケースとして、リファラル採用の入り口で用いられることがあります。
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リファラル採用とは、現在勤務している社員を通じて人材の紹介や推薦を受けて採用選考を行う手法のことです。
紹介された側としては、知人以外の職員や上司等からより詳細な情報を聞いたり、雰囲気を分かったうえで採用選考へ進むかを決定したいというニーズもあるようです。そうした場合に、カジュアル面談が持ちいられることがあります。
カジュアル面談と面接は何が違うのか
採用判断や評価を行うことが目的ではない
カジュアル面談という言葉が出て間もないこともあり、企業側は一般的な面談と同じように採用する視点で面談や質問をしてしまい、求職者側から不満が出ていることも多いようです。
最近はSNSなどですぐに会社の評判が拡散されてしまいます。そのリスクを踏まえてきちんとカジュアル面談に対する準備をしておく必要があります。
カジュアル面談は、あくまで会話の中で双方の求めているもの・大事にしているものなどを共有し、お互いに大きなズレが無いかをすり合わせていく場です。志望動機を聞いたり一方的に質問攻めにするなどは避けたほうがよいでしょう。
求職者側が企業内情を知る場にもなる
会社見学などで概要的な業務内容を聞いたり、勤務形態などを知ることはできますが、より詳細な情報や面談者側が気にしている内容を聞ける場はなかなかありません。
カジュアル面談では、そうした面談者が気になる情報を聞ける場とも言えます。
企業側としては、取り繕ったりせず、ありのままを伝えることで入職後のミスマッチを防ぐことができます。
またカジュアル面談の中で、よく質問される項目を会社説明会や見学会での資料として追加しておくと、より求職者のニーズに沿った説明資料作成が行えます。そうした観点からも求職者から質問を受けて改善していくとよいと考えられるでしょう。
カジュアル面談最大のメリットと健康経営に関わる点とは
カジュアル面談最大のメリットとは入職後のミスマッチ予防
企業はカジュアル面談を取り入れる最大のメリットとしては入職後のミスマッチを軽減できるという点です。
一般的に会社見学を経て採用の面接に来る方が多いと思います。しかし、それだけでは実際に求職者の人数であったり、採用側のニーズというすり合わせの場がないことがほとんどでしょう。
カジュアルな場でお互いの人数や価値観などをすり合わせておけば、ミスマッチによる早期退職やその後のトラブルなどを未然に防げる点が最大のメリットです。
カジュアル面談による健康経営への波及効果とは
上記のように採用時点でのミスマッチが減ることで、メンタルヘルスに関連する健康問題を予防できるような効果も考えられます。
カジュアル面談である程度お互いのことを知り、選考採用につながった場合も、本人の特性などを把握しやすくなります。メンタルヘルスや本人の対人チームビルディングが行いやすくなることで、入社してすぐに起こりやすい疎外感や孤立感の解消、メンタルヘルス対策に役立つと考えられます。
カジュアル面談の準備と流れ
①最適な担当者をアサインする
カジュアル面談の際に、どんな職員が対応するかによって、面談者が得られる情報や受ける印象は大きく変わります。
実務的な情報や部署の状況などを伝えたい場合は、配属先となるであろう部署のスタッフが対応するとよいでしょう。
ビジョンや会社全体のことを伝えたい場合は、人事部や統括部門のスタッフをあてがうとよいでしょう。
会社によっては複数人で対応し、その関係部署がまるごとカジュアル面談を行うこともあるようです。
どちらのスタッフにしても、社内の文化や価値観に対して理解があり、職場の現状がわかる職員を選出することで求職者の聞きたいニーズを満たせます。こちら側の伝えたい情報を伝えることができるよう適切な担当者を選ぶことが重要です。
担当者にカジュアル面談の目的を明確に伝える
人事部門や採用担当に慣れた職員であれば、面談者に対してどのように対応するかに精通していると思います。
しかし現場スタッフが面談の担当者になる場合、みんなに慣れておらずどのような目的でカジュアル面談が行われるのか十分に理解されてないケースも多く、担当者が困惑してしまうということもあるようです。
どのような目的で、カジュアル面談を行うのかということを担当者に伝えて共用しておくことが重要です。
面談者への質問や企業のアピールポイントをまとめて備える
カジュアル面談の流れを想定しながら、面談で使用する資料やアピールポイントをまとめておきます。想定される面談の流れとしては下記のように考えられるため、それぞれにへの対策・準備を行ってカジュアル面談に望みましょう。
- 自己紹介やアイスブレイク
- 面談の目的・グランドルールの確認
- 面談者のニーズ確認や質問を受ける
- 企業説明・応募への案内
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カジュアル面談を活用して win-winな採用につなげましょう
カジュアル面談を行うことは、面談者・企業側ともに一手間かかる印象があると思いますが、その分ミスマッチを減らすことや、入社にむせてエンゲージメントを高めるなど長期的なメリットを考えれば効果のある制度です。
カジュアル面談を効果的に活用して双方にwin-winな採用を目指しましょう。
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