• 健康経営
  • 2021.05.13

仕事でストレスを感じる理由6種。ストレスを受けやすいのはどんな人か。

目次

仕事でストレスになる理由6種①

仕事 ストレス

①職場での人間関係が辛いこと

職場での人間関係は、退職理由で最も多いものです。人づてに「今の職場の人間関係が悪い」という愚痴を聞いたことがある人は多いと思いますが、「今の職場に何の不満も無いから、ずっと続けたい」という話はほとんど聞かないのではないでしょうか。

学生時代のクラスを想像してみたら分かりやすいと思います。クラスに30人いたら、いじわるな子もいれば驚くほど優しい子もいたし、ずっと喋っているような子がいれば話しかけたことがない子もいたことでしょう。人がたくさん集まれば、必ず誰か合わない人もいるわけです。また社会人になりたての場合は、過去の人間関係を引きずりがちになります。部活動の仲間や高校時代の友人の雰囲気を、職場に持ち込みます。職場の人間とも学生時代のような濃い関係を作ろうとした結果、職場では濃い関係を避けたい人に距離を置かれるということです。

職場の人間関係が悪いと捉える人が多くいますが、人間関係は学生時代のクラスのようなものだと言えます。こう言っては身も蓋もありませんが、職場の人間関係は良くないのが普通です。仕事に関する連絡が途絶えるのなら問題ですが、職場では最低限のコミュニケーションが取れれば良いと考えてください。

②職場の人からパワハラがあること

職場でのパワハラが仕事のストレスになる例も多いです。以下がパワハラの条件になります。
  1. 同じ職場の人に対して
  2. 職場での優位性を背景に
  3. 業務での適切な範囲を超えて、精神・身体的に苦痛を与えたり職場環境を悪化させたりする行為
職場での優位性とありますが、上司から部下に対してだけ行われるものではありません。時には部下から上司に対してもあり得ますし、同僚同士でも起こり得ます。ここでは、パワハラになる可能性の高い事例をいくつか紹介しましょう。たとえば専門の知識を持っている人が持っていない人を馬鹿にすることはパワハラの可能性が高いです。飲み会への参加や飲酒を強制することはとても危険であり、法的に責任を求められることもあります。

個人の私生活に口出しをすることは「個の侵害」と定義されていますので、パートナーとの生活を執拗に詮索することもパワハラの可能性が高いです。またパワハラを受けている本人が、パワハラをされている自覚がないことも多いので、被害者・加害者両方の視点から定義を確認することをおすすめします。

③仕事で評価されないこと

仕事で評価されないことも、ストレスになっている場合があります。仕事自体はできていても別のことで周囲に迷惑をかけていたり経歴から過度な期待をされていたりする場合です。たとえば高学歴で大企業に勤めていた人が自分の会社へ入社してきたら、その人に対して初めから「仕事ができる人だ。」と考えてしまう人も多いと思います。仕事で評価されないことには、さまざまな原因があるわけです。
当コラムでは、仕事で評価されない理由や評価される人の行動について解説しました。以下も合わせてご覧ください。

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仕事でストレスになる理由6種②

④仕事と給料が見合わなくて辛い

仕事と給料が見合わないと感じるのも、仕事で受けるストレスの原因になります。これに関しては周囲の友人と給料の話をしているときに、自分の給料は少ないのではないか、と気づく人が多いです。人から言われてよく考えると、仕事は辛いのに給料が少ないことやサービス残業をしていたことに気づかされるわけです。実は給料自体が少ないわけではなく、仕事の量や厳しさに対して給料が少ない例もあります。また周囲の人より長時間働いて実績も出しているのに、貰う給料は周囲と同等かそれより低いことに対して、仕事と給料が見合わないと感じる人もいます。どうしても辛く感じるのなら、転職を視野に入れるのもいいでしょう。

⑤自分らしく振る舞えないこと

職場で自分らしく振る舞えないことが、ストレスになっている場合もあります。これは職場だからと言って、仕事に関することだけに限りません。たとえば生活がかかっている人ばかりの職場に、毎回異なるブランド物を身につけている女性が入ると、周囲から嫌味を言われる可能性があります。内向的な性格なのに、周囲と会話しなければ変わった人だと思われて居心地が悪くなるので、無理をして明るくしている場合もあるでしょう。話を合わさなければ不審に思われるので、聞きたくない話を聞いている人もいます。さまざまな事情で、自分らしく振る舞えないと感じている人は多いです。

⑥周囲の目を意識しすぎてしまうこと

職場で人から嫌われてしまうとやりにくくなるので、周囲の目を意識しすぎてしまう人もいます。嫌われたくなかったり自分が傷つきたくなかったり、さまざまな理由があるわけです。本当は定時で帰宅したくても、職場で嫌われたくないために仕事を頑張るふりをしている人もいます。仕事以外にも緊張する原因がある状態なので、ストレスが溜まりやすくなります。

ストレスを受けやすい人の特徴とは

仕事 ストレス 全ての人がストレスをすぐ感じるわけではなく、ストレスを受けやすい性格の人がいます。ここでは、それぞれの性格と特徴を解説します。

せっかちな性格

いつも時間を気にしていてどんなことも素早くこなしたい、せっかいな性格の人はストレスを受けやすいです。せっかちな性格の人は自分に対して厳しいだけではなく、物事の処理が遅い周囲の人に対しても厳しくなることがあります。そのため人間関係であまり落ち着くことができず、漠然とした不安や焦りを感じることもあります。仕事ができて真面目な傾向にありますが、せっかちであるがゆえにストレスを抱えやすく、精神的な不調を来すことも多いです。

完璧主義な性格

完璧主義な性格の人も、ストレスを受けやすい特徴があります。物事が自分の想像通りではない場合、焦りや怒りを感じた状態が続くからです。心理学では、子どものときに過ごした家庭環境が大きな影響を与えているという考え方があります。たとえば試験で満点が取れなかったら怒られる経験を繰り返していると、「完璧にしなければならない。」と思い込むわけです。自分ができないことばかり注目してしまい、完璧じゃない自分が怖くなってしまいます。0か100かしかない、極端な考え方になっているのが原因の1つです。

誰にでも愛想が良い性格

誰にでも愛想が良い性格の人も、ストレスを感じやすい傾向にあります。誰にでも愛想が良いということは、合わないと感じている人に対しても愛想良く振る舞っている可能性が高いので、しんどくなるわけです。自分から不平不満をほとんど口に出さず、よく「自分が我慢をすれば解決することだ。」と考えるタイプは注意してください。基本的に本音を吐けないので、不安や怒りが溜まっていても気づかずに、ある日突然何らかの形で爆発してしまう可能性もあります。

自分勝手な性格

意外に思う人も多いかもしれませんが、自分勝手な性格の人もストレスを溜めやすいです。一見周囲に感情をぶつけてストレスを発散していそうに見えるのに、どうしてストレスが溜まるのでしょうか。このような性格の人は周囲のどんな失敗も許せないので、その怒りがストレスの原因になるわけです。物事を頭ごなしに決めつける人や、思い通りに進まないと感情が爆発する人もこのタイプです。

内向的で大人しい性格

内向的で大人しい性格の人は、嫌なことをはっきりと口に出せないのでストレスが溜まります。いろいろな考えが思いついても自分の頭の中だけで完結してしまい、それを外に出す機会はほとんどありませんから、ストレスが溜まるのも当然だと言えるわけです。このタイプの中には、先の事を心配しすぎてしまう性格の人や周囲に気を使いすぎる性格の人もいます。
当コラムでは健康経営について情報発信をしています。ストレスチェックを会社で行いますが、しばしば意味の無いことだと考えられがちです。以下のコラムではストレスチェックについて解説していますので、合わせてご覧ください。

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ストレスを溜める人と溜めない人の違いとは

会社 ストレス 対照的な性格と比較してみると、特徴や対処法が分かることがあります。ここでは、ストレスを溜める人と溜めない人の違いを見てみましょう。

細かいことを気にする基準の違い

ストレスを感じやすい人は、どんな事も細かいところまで気にしすぎてしまいます。たとえば仕事を終えた後にミスをしていないかどうか考えてしまう人は、ストレスを溜めやすいです。自分の行動は全て計画的でなければならないと思っているので、予測不能な事態に対応するのが苦手な傾向にあります。これに対して細かいことを気にしない人は、自分にとって少しぐらいのことなら気にしません。逆に、気にしすぎる人の気持ちが理解できない人もいます。

ポジティブかネガティブかの違い

ストレスを感じやすい人は、ネガティブに考える癖があります。たとえば職場で異動があった場合、ポジティブな人は「自分にこの役割を任せたいから選ばれたのだ。」と考えるでしょう。反対にネガティブな人は「前の部署での評価が良くなかったかもしれない。」と考え出して、あの時のあのことが原因かもしれない、とますます深みにはまります。両者を比較したときに、ポジティブな人の方がストレスを受けにくいのは良くわかることです。

壁に当たったときに協力を得るかどうかの違い

何らかの壁に当たったときに協力を得ようとするかどうかも、ストレスと関係があります。何事もとにかく自分でやらなくてはならないと考えて、抱え込む人はストレスも溜めてしまうわけです。ストレスを溜めない人は自分の能力や容量の限界を理解していて、限界に達する前から周囲に協力を得ようとします。協力者に手伝ってもらうことにより、ストレスをたくさん受ける前に解決するのです。

人の長所と短所、どちらを見るかの違い

人の長所と短所、どちらに重きを置いて見るかということも、ストレスに関係します。ストレスを溜める人は、短所に目が行きがちです。たとえば仕事を仕上げるスピードは速いが、コミュニケーションが苦手な社員がいるとします。短所に目が行く人は、会話が成り立たないことばかり考えてしまい、その人が苦手になることもあるわけです。これに対して長所を見ようとする人は、効率の良さを見てその人から学ぼうとします。短所に目が行く人の方が、ストレスを溜めやすいのは明確です。

焦っているかゆとりを持っているかの違い

常に焦っているかゆとりを持っているかの違いも関係します。ストレスを受けやすい人は、短いスパンで物事を考えるので常に焦っているわけです。またネガティブに考えやすいので、誰に急かされているわけではなくても、自分で自分を追い込みます。これに対してストレスを感じにくい人は、何でも長い目で見ることができるので分単位で焦ることはありません。

気分転換が上手か否かの違い

ストレスを受けやすい人は、日ごろから忙しくしていないと気が済まないので、休むこと自体に罪悪感を覚えます。周囲から休んだ方がいいと言われても、「本当にそんなことをしていいのだろうか。」と考えることもあるわけです。対してストレスを感じにくい人は気分転換の仕方が上手ですし、休みの取り方1つとっても自分に合った方法を分かっています。ストレスを上手に発散するので、溜めにくいのです。

仕事でのストレスの対処法とは

仕事 リラックス ストレスの対処法は複数ありますが、自分に向かないものを選んでしまうと効果が薄まってしまいます。極端な例では、人と会うことでストレス発散をする性格の人に、1日人と会わずに過ごすようにと言ってもストレス発散にはなりません。誰かと話すことがストレス発散になる人もいれば、1人で過ごすことがストレス発散になる人もいるわけです。ここでは、ストレスを受けやすい性格の人におすすめの発散方法を紹介します。

会社で実践できるストレスへの対処法

背伸びや手足の力を抜くなど、軽いストレッチなら会社でも可能です。呼吸を意識しながら深呼吸をすることも、リラックスに繋がります。常に頭が動いている感覚のある人は、何も考えない時間を作ることも効果が期待できます。簡単なように見えて、常に頭を動かしている人にとっては難しいものです。たとえば意識をして音を聞いたり、景色を見たりする方法があります。普段から見ている景色でも、いつもと違うものに注目して見てみると、また違った発見があるかもしれません。「それでは結局考えていることと同じではないか。」と思う人もいるかもしれませんが、常にネガティブなことが頭の中を流れている状態よりは良いわけです。

休みの日も仕事のことを考えてしまうときは

ストレスを溜めやすい人は、おそらく休みの日まで仕事のことを考えているのではないでしょうか。これは責任感が強かったり真面目だったりする人が、陥りやすいです。コミュニティが会社しか存在しない人は、他のコミュニティに属するのもおすすめです。たとえば趣味のクラブに入っているとします。そうするともし会社で上司からパワハラを受けていたとしても、趣味のクラブにいる時間は会社でのことを忘れやすいです。会社以外どこにも属していなかったら、仕事をしていない時間も上司の発言について考えてしまいます。

楽観的に考える具体的な方法

ストレスを受けやすい人は、仕事のことに対して楽観的に考えるという感覚がない人も多いと思います。楽観的な考え方を身につける方法があります。その1つは、周囲と比べないことです。たとえば仕事と子育てを両立している先輩と、もともと身体が弱いうえに素早く仕事をこなすことが苦手な自分をいくら比べても、どうしようもないこともあるわけです。世の中にはいろいろな人がいますからつい周囲に振り回されがちですが、比べるのを止めると劣等感を感じにくくなります。

社員のストレス対策を戦略的に行う会社がある

当コラムでは健康経営について情報発信をしています。健康経営では、社員の健康を維持することは将来的に会社の戦略に繋がると考えます。取り組みの一環として、社員のストレス削減などもあるわけです。以下のコラムも合わせてご覧ください。

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まとめ

ストレス社会と言われる現在、自分が感じているよりも多いストレスを受けている人がたくさんいます。自分自身がストレスを受けやすいか受けにくいかどうかは、これまでの経験で理解している人も多いことでしょう。しかしどの程度ストレスを受けているのかを分かっていない人も多いため、気づかない間にメンタル不調に陥るわけです。ストレスと仕事の関係を、今一度見直してみましょう。

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